MULTISPREAD
法面保護事業
(マルチスプレッド工法)
法面工法の1つで、土地造成等で伐採した樹木や根株等を現地で破砕してチップに加工後、堆肥化させた堆肥チップを使用して法面へ吹き付ける工法です。
他の法面工法同様に、緑化基盤材や浸食防止材、雑草抑制材となります。
剪定枝など廃棄物の 運搬・処理費が削減できる
吹き付けた木チップが、降雨などによる浸食やズレに対する抵抗性を発揮する
現場で発生した伐採材(枝葉、根)を一次破砕したものを吹付け材として利用するため、 廃棄物の運搬・処分費を削減します。
施工は、木チップ撒布機と一体式の大型車両(マルチスプレッダー)を使用するため、施工状況に合わせて柔軟に移動が可能です。
吹付ホース : | 最長 平面100m/法面80m |
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ブロワ性能 : | 最高圧力110kpa 最高吐出量36.5m3/min |
雨水がマルチング基盤(木チップ)の表面や基盤内を透過する過程で水勢が弱められるため、土粒子の挙動を抑えることができ、施工直後から、法面の浸食やズレを防止するとともに土粒子のよる濁水の発生を防止します。
マルチスプレッダーに搭載したブロアーは強力なため、
L=80m、H=20m程度まで対応できます。
破砕したチップを法面に吹付け、緑化を促します。
チップのみを吹き付ける「種子なし」工法とチップに種子(及び育成基盤材)を加えた「種子あり」工法の2種類を用意しています。
ともに、緑化法面を実現しますが、「種子あり」工法の方が早期緑化に適しています。
木チップに現地の表土(及び緑化用の基盤材)を加えて吹き付ける工法です。
現地表土を使うことで、元来その地に存在する種子の発芽を促します。
木チップを森林部や造成緑地などに吹き付ける工法です。
抑草効果や蒸散抑制効果を得られ、森林樹木育成に寄与できます。また、周辺環境に対しては、防塵効果を発揮し、粉塵対策として活用できます。